songs in our pocket

こんにちは。

年度があたらしくなり、早、一ヶ月。さきほどプロフィール欄のスタッフ紹介を一新しました。左ナビの本棚の写真をクリックしてご覧ください。

新年度、フォルムコーポレーションのスタッフも相応の入れ替わりがありました。仕事とはいえ、「別れ」には厄介な気持ちがつきまとい、こればっかりは、いつまで経っても慣れません。株式会社フォルムコーポレーションはまだとても若く、それゆえに仕事に奥行きがあるとも言えず、スタッフが辞めるたびに僕は、「もっといい仕事を振れたはずだった」という内心忸怩たる思いに囚われます。あえて言うなら、「これが3年後だったなら」というような。

同時に、組織と個人との出会いはいつも「ピンポイントかつジャストタイミング」だというふうに感じるようにもなりました。仕事のチャンスがあり、空間がうまれ、そこで人と人が出会い、ともに時間を過ごし、また別の場所へ移ってゆく。人があつまる場所は、その時、その場所でしかありえない必然性をやどした祝祭的な空間なのではないか―。会社であれ、学校であれ、それがどのような種類のものであっても。

そしてあたらしいスタッフとの「出会い」は、いつも「驚き」を連れてやって来ます。こんなふうに考えることもできるんだ、こんな仕事の仕方があるんだetc。それぞれのスタッフの個性がひとつの輪のように有機的につながり、事務所が単に生活の糧を得るための意味合いを超えて、それぞれの持ち味を少しでも発揮できる場所でありえたら―僕はそう願わずにはいられません。

Text by HAYASAKI