ジャンボシシガシラ

【FISH REVIEW】

こんにちは。今日は魚レビューということで、世界最大の金魚“ジャンボシシガシラ”をご紹介したいと思います。

ジャンボシシガシラ・・・この名前を聞いたことがありますか?一般的な金魚ショップではあまり扱われていないですし、飼育している水族館も少ないので、おそらくご存知の方は少ないと思います。名前からすると、いかにも巨大で厳つい生物であるかのような印象を受けますが、写真をご覧になれば分かるように、一瞬目を疑うほど可愛らしい顔立ちをしています。

ジャンボシシガシラは、大正時代、熊本県長州市でオランダシシガシラと和金の交雑種ジャンボオランダを元に作られた品種です。ジャンボ獅子頭と表記することもあります。成長が非常に早く、1歳で10〜15cm、2歳で25cm、3歳で30cm、4歳で40cm以上に成長すると言われています。最大のものでは60cm、体重2kg以上にもなるそうです。

そんな世界最大の金魚を誕生させた熊本県長州市の夏祭りでは、“金魚みこし”なるものが使用されるようです。また全国唯一の金魚専門水族館もあるとのこと。さすが金魚の本場!いつか訪れてみたいものです。

写真の彼(彼女?)を知ったのは、去年の夏。帰省中、猛暑から逃れるためにふらりと出向いたとある水族館でのことです。それはそれは衝撃的な出会いでした。そこには今まで見たこともないような奇妙な顔つきで、小さなヒレをひらひらとはためかせる大きな金魚の姿がありました。予想通り、私の心は見事に掴まれてしまいました。
最後にとっておきをもう一枚。

Text by NANASE